坂本龍馬と大隈重信と早稲田佐賀中・高

2010年10月25日

 重吉 at 10:13 | Comments(2) | 早稲田佐賀中・高
今年の第1期早稲田佐賀中入試不戦敗塾講師重吉は、昨日(10/24)の「龍馬伝」(NHKリンク)「船中八策」を参考に、

「早稲田佐賀中八策」

を考え中ぜよ!think

早稲田佐賀中合格レベルに達している生徒もいるので、彼らにどうやって受験してもらうかですが・・

ひとつ、生徒に早稲田大学がどんな大学か教える

ひとつ、生徒に早稲田大学の創始者は佐賀出身の大隈重信侯だと教える


 ・
 ・

そんな根本的なところからかよ!coldsweats01
(生徒にこのブログを見てもらった方が早いような・・happy02

まあ、それはさておき、昨日の「龍馬伝:船中八策」では、「薩土同盟」で薩摩藩と土佐藩が手を結ぶことになりました。 
既に、「薩長同盟」が成っているため、後の明治新政府の主流となる「薩長土肥」のうち、「薩長土」の3藩が反徳川の先頭に踊り出たことになります。
(ちなみに、「薩土同盟」は、1867年6月だそうです)

明治維新は、1868年と習いますが、1867年時点で、肥前佐賀藩は何をしていたのでしょう? 
「龍馬伝」では、長崎はしょっちゅう出てくるのに、肥前・佐賀はちっとも出てきませんしね・・bearing

当時の佐賀藩の様子を、「Wikipedia」で調べてみると、
「佐賀藩」 「Wikipedia」リンク)

1849年 日本初の製鉄所完成

1852年 反射炉稼動

1865年 日本最初の実用蒸気船「凌風丸」進水

1866年 アームストロング砲製造

このように一貫して当時の日本における産業革命を推進してきた佐賀藩は、日本有数の軍事力と技術力を誇ったが、中央政局に対しては姿勢を明確にすることなく、大政奉還王政復古まで静観を続けた。
しかし1867年には藩主直大が新政府から北陸道先鋒に任命されて、佐賀藩兵も戊辰戦争に参加するために東上、江戸における上野戦争などで戦い、その結果、明治政府に多数の人物が登用された。


大政奉還は、1867年10月14日で、坂本龍馬はまだ生きていますが、同年11月15日に京都の近江屋で暗殺された後、同年12月9日王政復古の大号令が出され、明治元年となります。

そんなぎりぎりまで「静観を続けて」いて、よく明治新政府の「薩長土肥」のひとつに数えられたものですね!(ついでに言えば、龍馬が死んだ後まで「静観を続けて」いたせいで、佐賀藩は「龍馬伝」には出てこないんですね・・coldsweats01

もうひとつ、「薩長土肥」「Wikipedia」で調べてみると、

>また、戊辰戦争の頃から、倒幕運動には不熱心だったが藩政改革が進んでおり開明的だった「雄藩」の肥前を仲間とみなし、肥前藩にも明治維新政府に人材を供給させた。<


というわけで、政治的な決断では、「薩長土」に遅れたものの、

「当時の日本における産業革命を推進してきた」

「日本有数の軍事力と技術力を誇った」

「藩政改革が進んでおり開明的だった」


おかげで、佐賀藩は、明治新政府に多数の人材を供給できたのですね!

その中には、もちろん、早稲田大学創始者の大隈重信侯もいるのですが、

>1865年、長崎に英学塾「致遠館」を設立する。

1867年3月、 徳川慶喜に大政奉還をすすめるため、副島種臣とともに脱藩して京都に行く。<


早稲田大学HP「創始者大隈重信 大隈重信略年表」リンク)

などの行動から、もしかしたら、大隈重信侯も長崎や京都で坂本龍馬と会ったことがあるかもしれませんね!happy01

さて、残念ながら、現在の「薩(鹿児島県)・長(山口県)・土(高知県)・肥(佐賀県)」とも、幕末・明治維新期ほど発展してるとは言えませんがcoldsweats01、幕末・明治維新期のような志や学問を持てば、今でも東京などの大都会や世界ででも通用する人材は育つはずです。

というわけで、堅実に地元の国公立大学、医学部に進学するのも時代の流れでしょうが、東京や世界に羽ばたくスケールの大きな志を持っている生徒には、大隈重信の精神を受け継ぐ早稲田佐賀中・高から東京の早稲田大学、そして世界へと飛躍していってほしいですね!!happy01

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この記事へのコメント
「めし丸家」めし丸の父です。
度々すいません。

私も「龍馬伝」毎週見ていて,
“薩長土肥”の“肥”だけ出てこないなあ,
なんて思っていましたが,
王政復古までは静観していたんですね。
逆に言えば,討幕運動への遅れを穴埋めするほどに,
佐賀藩の軍事力や技術力などの
レベルが高かったということですね。

ところで,先日の質問コメントに対し,
丁寧なご回答ありがとうございます。

確かに中学生以降の英語は,読み書き英語ですし,
発音も教師や塾講師の発音で覚えるため,
リスニング力がなかなか付かない,
ということですね。

自分自身の経験を振り返れば,
明らかにカタカナ的な発音で覚えていましたし,
「話す・聞く」ことは重要視されず,とにかく
単語を覚えること,文法を覚えることばかりで,
英語への興味を失っていったと思います。
(まぁ,言い訳ですが…)

その点,早稲田佐賀中学は,
学校説明会でもその授業風景を見学しましたが,
ネイティブの先生が授業をされるので,
恵まれた環境ですよね。
英語教育の初期段階で,本物の英語に触れることは,
とても重要なんでしょうが,
うらやましい限りです。

また,小学生の段階では,
英語に興味を持たせること=(イコール)
「聞く・話す」ことに興味を持たせること
なんですね。
なるほど,英語のアニメや歌など「聞く」ことや,
英語の歌を歌ったり,ネィティブの発音をマネしたり,
「話す」ことから入っていけば,
興味は持ちやすいでしょうね。

英語のアニメというと,我が家には
「Tom & Jerry」のDVDがありますが,
意外と台詞は少ないんですよね。
英語の歌を聴かせるなら,発音がきれいな
「The Carpenters」なんかがイイかもしれませんね。

小学3年生の息子は,今のところ,
英語学習は全くさせていませんが,
無理強いさせることなく,
本人が英語に興味を持てるように,
導いていきたいですね。
Posted by めし丸の父 at 2010年10月25日 22:38
こんにちは、めし丸の父さん。

歴史では、弥生時代の吉野ヶ里遺跡と明治維新の肥前・佐賀藩の活躍だけは力を入れて教える重吉です!(笑)

英語に関しては、私の意見はちょっとあてにならないかもしれませんが(苦笑)、高校では英会話での授業が検討されていますし、入試でリスニングが重要になり、修学旅行も海外というのが多くなってきていますので、我々が中高生の頃よりも、「聞く・話す」に重点を置く学習にじょじょにシフトしていくでしょうね。

また、小学生の英語が必修化されますので、否が応でも、英語の幼児教育や早期学習の声が高まっていくと思われます。
Posted by 重吉重吉 at 2010年10月26日 08:08
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