志望校合格のために何を捨て、何をあきらめる?

2011年08月15日

 重吉 at 12:08 | Comments(4) | 受験の話
今日(8/15)がお盆休み最終日の重吉です!
お盆休みの間、静養(ゴロゴロ)していたので、まだ万全ではありませんが、体調は非常に良くなってきました!rock
この調子なら、明日からの夏期講習後半もビシバシいけるでしょう!smile

というわけで、明日からまたブログ更新が不定期的となりますが、読者のみなさま、ご了承ください。 m(_ _)m

さて、お盆休み最終日のJKBですが、ブログネタがない!shock
しょうがないので、アメブロのブログネタのニュース記事から引っ張ってきました!

「男性は夢や目的をすぐ諦める傾向あり」と脳科学者・澤口氏
(※女性セブン2011年8月25日・9月1日号参照+アメーバニュースリンク)

女性は「あきらめない」という性質を男性より強く持っています。

男性は、進化的にあきらめることにさほど抵抗を持っていないのです。
したがって男性は、夢や目的があっても、状況によってあきらめるという傾向が強いといえます。


まあ、脳科学的にはそうかもしれませんが、個人個人の差ももちろんあるでしょうね。

ところで、受験・教育ブログとして、これを受験にあてはめるならば、

志望校合格という大きな夢をあきらめないためには、それ以前の小さなことはあきらめなければならない。

といったところでしょうか?

例えば、受験期が押し迫ってくると、悩みが出てくるのが、スポーツや習い事との両立です。

続けてもいいのか? 受験が終わるまで止めた方がいいのか?

もちろん、スポーツや習い事を続けながら、志望校に合格された読者の方も多いと思いますが、私の経験上、「どっちも一生懸命頑張る!」という言葉を聞いたものの、授業中、疲れた様子で集中できていなかったり、宿題を忘れたり、といったこともよくありました。

受験が近づくにつれ、受験勉強の苦しさやプレッシャーが強く感じられるため、それから逃れたり、目をそらすために、ますますスポーツや習い事に力を入れるということもあったかもしれません。

また、志望校ランクダウンや受験が失敗したときの言い訳に使われるのも残念ですね・・sad

「受験期と◎◎の試合、△△の発表会が重なってたから、十分勉強ができなくて・・」

志望校合格という大きな目標をあきらめないために、受験期のほんの数ヶ月間でも、スポーツや習い事は止められないのか?と、私はいつも思います。

また、過去にも何回か書きましたが、早稲田佐賀中・高などの難関私立中・高入試においては、6割・7割解ければ合格しますので、3分の1は解けなくてもいい、捨ててもいいことになります。

しかし、受験勉強期間中は、塾で習うことや塾のテストを100%理解し、身につけようとしますが、これから秋・冬に向けては、100%完璧を目指す必要はありません。

塾のテキストや塾のテストを100%理解するのは理想ですが、現実的な受験生の目標とは言えません。 受験生の最終的な目標は、志望校に合格することです。 塾のテキストや塾のテストで理解できない部分があっても、志望校の過去問を解いて、そのレベルの問題が解ければいいのです。

灘や開成、筑駒など、全国的にも最高峰レベルを目指すならともかく、早稲田佐賀など偏差値50半ばから60前後の学校を受験するのに、超難問や細かすぎる知識など必要ありません。
超難問や細かすぎる知識問題が解けなくても、入試で6割・7割が取れるよう、標準問題や応用問題レベルをがっちり身につける方が重要です。

それに、志望校の入試問題とかけはなれたレベルの問題まで完璧を目指すと、秋・冬にかけ、標準問題や応用問題レベルをがっちり身につける時間が足りなくなりますし、受験生のプレッシャーや重荷が増えるだけですからね。

受験もスポーツも習い事もあきらめない。 

100%理解するまで、覚えるまであきらめない。


途中経過であきらめないことも重要かもしれませんが、ひとつひとつにこだわり過ぎて、最終目標まで到達できなかったり、最終目標が下がったり、最終目標自体あきらめてしまっては、元も子もありません。

最終目標に達するために必要なものだけ持って行きましょう。 いらないものは、途中で置いて行ったり、捨てたり、あきらめたりすることも必要です。

勉強にしろ、スポーツ、習い事にしろ、お子さんの努力を間近に見ている親御さんにとっては、お子さんに何かを捨てろ、あきらめろと言うのは難しいかもしれませんが、志望校合格という大きな目標を達成するために、親御さんがお子さんの重荷を減らしてあげてほしいと思います。

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この記事へのコメント
重吉先生、こんにちは。

体調も回復されつつあるようで、よかったですね。

以前、「テストの花道」という番組で、数学の問題集の例題だけをやって、難関大学の薬学部に合格した女子学生の話がありました。

応用問題は難しすぎたので、ならば、例題だけは確実に解けるようにしようと、徹底的に何回も何回もやったのだそうです。

大事なものを選んで、選んだことは確実に身につける…大切なことですね。

今日の先生のお話とは、ずれてしまったかもしれませんが、ブログを読みながら、思い出した話でした。
Posted by めし丸ママ at 2011年08月15日 18:11
こんばんは、めし丸ママさん。

私の体調を気遣っていただき、ありがとうございます!
m(_ _)m

おかげさまで、明日からの夏期講習後半戦に元気に臨めそうです!^^

さて、ご紹介いただいた難関大学の薬学部に合格した女子学生の話は、今日の記事にドンピシャなエピソードだと思います。

受験生や保護者の方にとって、完璧を目指さなくてもいい、テキスト・テストで理解できない問題があってもいい、捨ててもいいと言われても、不安が大きいと思いますが、入試までの時間と志望校の問題レベルを照らし合わせて、不用な問題は捨てるという勇気が必要ですね。

ちょっと聞いただけでも、例題だけで難関大学薬学部に合格するのは無理じゃないか?と思うかもしれませんが、実際に合格した人がいるのですから、完璧を目指さなくても大丈夫だということが分かりますね。
Posted by 重吉重吉 at 2011年08月15日 21:00
捨てるもの、捨てないもの、確かに必要な選択だと思います。

本人が決めるのは難しいこともあるので、過去の成績や単元の出来不出来を考慮しながら、親が選択のサポートをするというのも、ありのような気がしますね。

要は、志望校の合格ラインに達することですものね!
満点で合格できるとは思っていません!ってどこかの先生が説明されていたような記憶が…。
Posted by あきひめ at 2011年08月15日 22:40
おはようございます、あきひめさん。

勉強もスポーツも習い事もなんでも完璧にこなせれば言うことありませんが、それが難しいということは、親御さんも我々塾講師も経験してますから、おっしゃるとおり、親御さんに捨てるもの、捨てないものの選択のサポートをして欲しいと思います。

とはいえ、あきひめさんのお子さんは、スポーツも頑張ってらっしゃいましたね!
受験期の勉強とスポーツの両立はいかがでしたか?
受験生読者の方の参考になると思いますので、コメントかメールで教えてくださると、嬉しいです!^^
Posted by 重吉重吉 at 2011年08月16日 08:02
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