汚い字で入試に落ちる前に・・

2011年09月16日

 重吉 at 11:37 | Comments(6) | 受験の話
JKBブログでは、早稲田佐賀中・高や難関中・高、東大・京大、早慶、医学部など難関大学進学を目指そうと書いている重吉ですが、リアルな塾講師としての最近の課題は、県立中学入試(適性検査)の作文、記述対策です。

以前も書きましたが、適性検査対策の作文は、学校の作文・感想文と書き方が違うので、戸惑う生徒も多いのですが、それ以上に言葉遣いの間違いを正すのも一苦労です。 
話し言葉と書き言葉の違い、標準語と方言の違い、ことわざ・慣用句の誤用、などなど・・

その関連記事が新聞などにも出ていましたので、ご紹介しますね。

「ら抜き」増加、慣用句誤用 数年後には「考えれない」?
(2011.9.15msn産経ニュースリンク)

若者言葉浸透「すごっ」「短っ」「うるさっ」…大半「気にならぬ」
(2011.9.15msn産経ニュースリンク)

「ら抜き言葉」は多いですね。

 X「食べれない」→ ◎「食べられない」  

 X「見れない」→ ◎「見られない」


生徒によっては、「食べられない」「見られない」と言いなれていないので、書きづらいのであれば、

「食べることができない」「見ることができない」

と書けば、字数も稼げていいでしょ?と指導しています。

あとは、可能な限り、文章は漢字で書くように指導していますが、
志望校の学校名を漢字で書けないなど論外です! 

「この受験生は、本当にうちの学校に入学したいのか?」と、志望中学校の先生から本気度を疑われるぞ!angry

と、厳しく注意しています。

さらにもっと根本的な注意事項は、

字を丁寧に書く

ということですね。

昨年の早稲田佐賀中の入試説明会の記事でも書いています。

早稲田佐賀中入試問題解説メモ(2010.10.26リンク)

<国語>
答案について
文字が判別しにくい場合は、×もしくは減点になります。
:漢字は、一点・一角までこだわって書く。
:本文から抜き出す時は、誤字・脱字・キーワードに注意する。
:消しゴムで消す時は、しっかり消して。


<算数>
答案について
数字も判別できる読みやすい字で書く。
特に、0と6。
(以前重吉先生もおっしゃってましたね)
消しゴムでけしているのか、いないのか?という薄い字も困ります。
とのこと。


<理科>
:漢字指定ではなくても、このくらいのレベルだったら漢字で書かないと、というものに関してはひらがなだと×にします。



それ以上に重要なのが、「字の丁寧さ」ですね!! 
各科目で繰り返し指摘されてますからね!!

塾でも日頃から注意しているとはいえ、ついつい、「こう書いているんだろうな」と、生徒の字を判別して、丸にしてあげてるという甘い面もたまにあるので、そろそろ、厳しくXをつけて、入試の厳しさを教えなければなりませんね!think <


また、JKB読者の方のブログでも、お子さんの雑な字の悩みが書かれていましたが、早めに修正しておかなければ、入試においては致命傷になりかねません。

第一、入試では答案が返却されるわけではないので、誤答でXだったのか、字が汚くて、判別できずにXにされたのかが分かりませんからね。 
自己採点では合格点に達していたのに、実際は不合格という悲劇を味わう恐れがありますshock

その読者さんのブログ記事やコメントによると、親御さんも塾の先生も、字を丁寧に書くようにと厳しく言ってるそうですが、なかなか効果は表れないとのこと。

うちの塾にも、毎回言っても効果のない生徒がいますからね~gawk

ただ、テストの答案で、つづりが微妙な漢字や英単語でXをくらっていたのを、
私に◎じゃないかと抗議してきた生徒に、

「自分ではあってるつもりでも、採点者が読めなかったらXなんじゃ~!!angry
点数がもったいなかろうが!!angry
しかも、入試やったら、答案も返ってこんのやから、誰にも抗議できんまま
不合格やぞ!angry それでもいいんか? 
イヤやったら、テストのときぐらい、字は丁寧に書け!!angry ガオー!!angry


と、口から炎を吐いてからは、ちょっとはマシになりました・・confident

というわけで、親御さんが本気で取り組むつもりであれば、「字を丁寧に書くように!」と親御さんや塾の先生が厳しく100回言うよりも、テストを1回捨てるつもりで、塾の先生に協力してもらい、答えが正解でも、判別が微妙な字は全部Xにしてもらって、泣きそうになるぐらいの点数、偏差値、順位を取らせるのも手かもしれませんweepcrying

ちょっと手荒い方法かもしれませんが、何回言っても改善されないのであれば、汚い字が、いかに自分の不利益になるかを、身をもって味わってもらうしかないのかもしれません。 

お子さんが、入試という一番大切な場面で、最大の不利益を味わわずに済むように・・

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この記事へのコメント
初歩的な質問で、申し訳ありません。

早稲田佐賀高校の、過去問題集ってない…ですよね!

中学校はあるんだけどなぁ。
Posted by ともっちともっち at 2011年09月16日 22:02
重吉先生、こんばんは。めし丸の父です。
9月も半ばなのに昼間は真夏のような暑さですが、
体調の方は大丈夫ですか?

今日のブログの記事ですが、
「字を丁寧に書く」は本当に大事だと思います。

重吉先生が言われるように、
入試の際に、取れたはずの点を落としてしまうことになり、
それが合否を分けることにもなりかねません。

それだけではありません。
社会人になれば、字がきれいに書けるかどうかは、とても重要です。
パソコンがこれだけ発達した世の中でも、
手で字を書くことがまったく無いということはありません。
逆に、書く機会が少ないからこそ、その差も大きいのです。

同じ文章でも、綺麗な字で書かれていれば、説得力がありますし、
乱雑な字で書かれていれば、例え素晴らしい内容でも、
その魅力が半減してしまうことだってあります。
まぁ、偉い作家の原稿が汚かったりするのは、例外として・・・

重要な文書ではなくても、電話連絡のメモ一つ取ってもそうです。
担当者が不在の場合、折り返し電話させますからと、
相手の電話番号を尋ねてメモを取る時、
「0」か「6」か、あるいは「1」か「7」か区別できない文字だと、
間違い電話を架けることになったり、繋がらなかったりと、
業務に支障をきたすことも考えられます。

学生のみなさん!
目の前の試験のためだけでなく、
社会に出てからも、ずっと必要ですので、
日頃から丁寧に字を書くことを心掛けましょうね。
Posted by めし丸の父 at 2011年09月16日 22:57
こんばんは、ともっちともっちさん。

早稲田佐賀高の過去問は、書店でも市販されてるのは見たことがなく、ネット上でも今のところ見つけきれていません。

しかし、お子さんが塾に通われているなら、過去問を用意している可能性も高いので、塾に問い合わせてみてくださいね。
Posted by 重吉重吉 at 2011年09月16日 23:00
重吉先生、こんばんは。
お久し振りです。

私は高校に上がって一段と気を引き締めながらも充実した生活を送っています。

重吉先生が書かれた言葉使いと文字の丁寧さは本当に大切だと思います。
面接がある学校を受験する場合は特に言葉の正確さが鍵になることがあるそうです。
「ら抜き言葉」の他にも「な行の『ん』変換」は普段使っていると面接などの重要な場面でも使ってしまい、他の評価で競っている人と明暗を分けられることもあるそうです。
【例】
×私ん家(ち) ◎私の家
×嫌んなる ◎嫌になる

他に話言葉で注意する代表格は「語尾を伸ばさないこと」でしょうか。
せっかく良いことを言っていても話し方1つで印象が悪くなり、その結果が不合格だったら悔いても悔やみきれませんよね。
「悔い」と言えば、「後で後悔する」も変ではないか?と小学生の頃に両親から注意されたことを思い出しました。後で悔いる=後悔なのに、更に前に「後で」を付けたら変だと指摘されたのです。

あまり気にし過ぎて話したいことも話せなくなってしまうのも考えものかも知れませんが、気がついた点から直すといざというと時に良いと思います。
Posted by 早実女子 at 2011年09月16日 23:05
こんばんは、めし丸の父さん。

>9月も半ばなのに昼間は真夏のような暑さですが、
体調の方は大丈夫ですか?<

ご丁寧にありがとうございます!
m(_ _)m

おかげさまで、早稲田佐賀の体育祭の筋肉痛から復活してからは、元気に過ごしております! m(_ _)m

めし丸家のみなさまも、お体にお気をつけくださいね!^^

>今日のブログの記事ですが、
「字を丁寧に書く」は本当に大事だと思います。<

めし丸の父さんをはじめ、プレゼントに当選された経験のある読者の方ならば、重吉の直筆をご存知でしょうから、「まずはお前の字をなんとかしろ!」と言われそうで、恥ずかしいんですけどね・・(苦笑)

>それだけではありません。
社会人になれば、字がきれいに書けるかどうかは、とても重要です。<

>学生のみなさん!
目の前の試験のためだけでなく、
社会に出てからも、ずっと必要ですので、
日頃から丁寧に字を書くことを心掛けましょうね。<

ほんとに、大人になってからの方が、字の下手さで恥をかきますね・・(汗)

このブログも、手書きだったら、誰も読んでくれないだろうなあ・・
(ってか、手書きだったら、こんなに書けないってね!笑)
Posted by 重吉重吉 at 2011年09月16日 23:14
おお、こんばんは、お久しぶりです! 
早実女子さん!!

高校に入学されてからも、お元気そうで何よりです!^^

>面接がある学校を受験する場合は特に言葉の正確さが鍵になることがあるそうです。
「ら抜き言葉」の他にも「な行の『ん』変換」は普段使っていると面接などの重要な場面でも使ってしまい、他の評価で競っている人と明暗を分けられることもあるそうです。<

>他に話言葉で注意する代表格は「語尾を伸ばさないこと」でしょうか。<

他にも、「尊敬語・謙譲語」なども、筆記問題では理解できていても、日頃使っていないと、面接で話すときには、十分使いこなせないことがありますね。

日頃使い慣れない言葉は、すぐには出てこない一方で、誤って使っている言葉がポロッと出たりしますから、

>「悔い」と言えば、「後で後悔する」も変ではないか?と小学生の頃に両親から注意されたことを思い出しました。<

>気がついた点から直すといざというと時に良いと思います。<

早実女子さんのご両親さんのように、日頃からお子さんの言葉遣いには注意したいですね。

ところで、久しぶりのコメントで嬉しかったです!^^
第1期ブログ以来、早実女子さんファンの読者の皆様も喜ばれていらっしゃることでしょう!

中央線先輩もいつも早稲田大学のことをコメントで教えてくださってますので、早実女子さんも、早実のことや受験勉強に関することを、これからもコメントしてくださると、嬉しいです!^^
m(_ _)m
Posted by 重吉重吉 at 2011年09月16日 23:32
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