プレッシャーの道、エスカレーターな道
2011年03月04日
重吉 at 11:44 | Comments(2) | 早稲田佐賀中・高
第3期ブログに入ってから、このネタばかりですが、世間で注目されてますし、私も思うところがあるので、書くことにします。
入試ネット投稿:「合格したかった」 京大志望、試験不調
(2011.3.3毎日新聞リンク)
例の予備校生は、センター試験の目標点に足りず、京大の2次試験で頑張らなければというプレッシャーも大きかったんでしょうね。
この毎日新聞の記事によると、現役時代もセンター試験で失敗して、希望の国立大学を受験しなかったようです。
希望の国立大学の二次対策にばかり目が行き、センター試験で苦戦するという話は、私が受験生の頃も、今の塾講師の経験上でも、よく聞く話です。
第2期ブログでもずばり書いてますね!
(「センター試験失敗で泣く生徒」2011.1.31リンク)
>センター試験に失敗して、高校の進路指導で号泣したり、センター試験翌日の塾の授業に涙目で来た生徒もいました
<
>また、生徒たちの話では、センター試験が終わって1週間も10日も経つのに、どこの大学を受けようかと、ボーダーライン表とにらめっこしていたり、ちょっと前まで「A大学」の赤本を持っていたのが、最近は「B大学」の赤本を解いてる友だちもいるとのことでした。<
この予備校生も京大や早稲田を受験するぐらいですから、成績も上位だったようですね。
それでも、センター試験で失敗し、「どうしても合格したい」と追い詰められて、禁断の木の実の手を出したといったところかもしれません。
しかも、京大を目指すほど頭の良い生徒が、ネットで投稿してバレないとでも本気で思っていたのかも不思議ですし、逆に、それも分からなくなるほど、追い詰められていたのかもとも感じますね・・
しかし、追い詰められた心境になった彼の気持ちも分かります・・
第1期ブログで書いたことがあるので、覚えてらっしゃる読者の方もいらっしゃると思いますが、私の2浪が決まってから、母親が病気で寝込んでしまいました。
家庭の他の事情も重なっていたのでしょうが、当時の私は、
「母親の病気は、オレの2浪のせいだ!!
」
と強いプレッシャーを感じるようになりました。
ただでさえ、「久留米附設出身なのに、2浪もして・・」という世間体の悪さや同級生に遅れたという不安も感じていましたし、受験勉強体制としても、予備校にも行かず、図書館通いの自宅浪人という不安定さ・・
さらに、現在のようにネットなどない時代でしたから、情報不足と孤独感・・
そこへ、自分のせいで母が病気になったというプレッシャーです。
このときは、さすがに一生懸命勉強しましたね~! 自分の将来のためというのもありますが、これ以上親に心配かけたくないと思いましたからね!!
それほどの危機感、プレッシャーに見舞われながら、なんとか慶応に合格できましたが、それでも早稲田や第1志望の国立大学は落ちましたけどね・・
九州の受験生読者のみなさんが、早稲田佐賀やラ・サールなどとともに志望校として目指している久留米附設の出身者のなかにも、こんな状況に追い込まれる受験生もいるのです。
第1期・第2期ブログで何回も書いてきましたが、「実績のある学校」と言っても、その実績とは、我々のように浪人したり、プレッシャーにつぶされそうになったり、第1志望ではない大学の合格者数が積み重ねられてきた結果です。
その「実績ある学校」に進学した誰もが、現役で第1志望校に実績数通り合格できるわけではないのです!
また、私と違って、東大、京大、早慶、医学部などに現役で合格した優秀な同級生や先輩・後輩たちもたくさんいますが、彼らは、例の予備校生や私と違って、プレッシャーなど感じずに、余裕で合格できたのでしょうか?
いえ、高いレベルの大学を目指せば、目指すほど、多かれ少なかれ、どんなに優秀な受験生でも、きっとプレッシャーを感じたはずです。
しかし、受験生ならば、それは仕方のないことで、それで人間的に成長していくのだとも思いましたが、数年前に早稲田佐賀中・高ができると聞いたときは、「違う道ができた!!
」と、うらやましく思ったのも事実です!
現役で早稲田大学に行けるのならば、それにこしたことはない。 あのプレッシャーを我が子や我が生徒に味あわせずに済むと思ったのです。
また、田舎の進学校から浪人してやっと進学できた慶応大学には、「塾高生」と呼ばれる附属校上がりの洗練された現役生がワンサカといたわけです。
勉強では塾校生には負けないと思っても、向こうは幼稚舎以来の強力なネットワークやエリート意識があり、遊び慣れているのに、テストも余裕でクリア、大学生活を謳歌しつつ、有名な企業へどんどん就職していったのでした。
「この差は何?
」
田舎での私の努力やプレッシャーなどと縁遠い学校生活をエスカレーターに乗って歩んでいった「塾高生」たちを見て、「こんな人生もあるんだなあ
」とうらやましく思ったのも、今の早稲田佐賀応援の根源のひとつだと思います。
そんなわけで、今日は、例の予備校生のネット投稿事件の話で始まりましたが、受験のプレッシャーを感じながら、プレッシャーに負ける受験生もいれば、プレッシャーに打ち勝ち、志望校に合格して、人間的に成長する受験生がいるのも事実!
そんなプレッシャーに縁もなく、附属・系属校から早慶などの有名大学にエスカレーターに乗って現役進学、大学生活を謳歌し、有名企業に就職するなど、スムーズな人生を歩む道があるというのも事実!
どちらを選ぶかは、その人の価値観次第ですが、早稲田佐賀中・高のおかげで、私たちが小中学生の頃には選べなかった後者の道ができたことは、九州の小中学生にとっては、将来の選択の幅が広がって、喜ばしいことだと思います!
*こちらは受験生のお母さんのためのJKB、あちらは働くお母さんのためのJKB!
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入試ネット投稿:「合格したかった」 京大志望、試験不調
(2011.3.3毎日新聞リンク)
例の予備校生は、センター試験の目標点に足りず、京大の2次試験で頑張らなければというプレッシャーも大きかったんでしょうね。
この毎日新聞の記事によると、現役時代もセンター試験で失敗して、希望の国立大学を受験しなかったようです。
希望の国立大学の二次対策にばかり目が行き、センター試験で苦戦するという話は、私が受験生の頃も、今の塾講師の経験上でも、よく聞く話です。
第2期ブログでもずばり書いてますね!
(「センター試験失敗で泣く生徒」2011.1.31リンク)
>センター試験に失敗して、高校の進路指導で号泣したり、センター試験翌日の塾の授業に涙目で来た生徒もいました

>また、生徒たちの話では、センター試験が終わって1週間も10日も経つのに、どこの大学を受けようかと、ボーダーライン表とにらめっこしていたり、ちょっと前まで「A大学」の赤本を持っていたのが、最近は「B大学」の赤本を解いてる友だちもいるとのことでした。<
この予備校生も京大や早稲田を受験するぐらいですから、成績も上位だったようですね。
それでも、センター試験で失敗し、「どうしても合格したい」と追い詰められて、禁断の木の実の手を出したといったところかもしれません。
しかも、京大を目指すほど頭の良い生徒が、ネットで投稿してバレないとでも本気で思っていたのかも不思議ですし、逆に、それも分からなくなるほど、追い詰められていたのかもとも感じますね・・

しかし、追い詰められた心境になった彼の気持ちも分かります・・
第1期ブログで書いたことがあるので、覚えてらっしゃる読者の方もいらっしゃると思いますが、私の2浪が決まってから、母親が病気で寝込んでしまいました。
家庭の他の事情も重なっていたのでしょうが、当時の私は、
「母親の病気は、オレの2浪のせいだ!!

と強いプレッシャーを感じるようになりました。
ただでさえ、「久留米附設出身なのに、2浪もして・・」という世間体の悪さや同級生に遅れたという不安も感じていましたし、受験勉強体制としても、予備校にも行かず、図書館通いの自宅浪人という不安定さ・・
さらに、現在のようにネットなどない時代でしたから、情報不足と孤独感・・
そこへ、自分のせいで母が病気になったというプレッシャーです。
このときは、さすがに一生懸命勉強しましたね~! 自分の将来のためというのもありますが、これ以上親に心配かけたくないと思いましたからね!!
それほどの危機感、プレッシャーに見舞われながら、なんとか慶応に合格できましたが、それでも早稲田や第1志望の国立大学は落ちましたけどね・・

九州の受験生読者のみなさんが、早稲田佐賀やラ・サールなどとともに志望校として目指している久留米附設の出身者のなかにも、こんな状況に追い込まれる受験生もいるのです。
第1期・第2期ブログで何回も書いてきましたが、「実績のある学校」と言っても、その実績とは、我々のように浪人したり、プレッシャーにつぶされそうになったり、第1志望ではない大学の合格者数が積み重ねられてきた結果です。
その「実績ある学校」に進学した誰もが、現役で第1志望校に実績数通り合格できるわけではないのです!
また、私と違って、東大、京大、早慶、医学部などに現役で合格した優秀な同級生や先輩・後輩たちもたくさんいますが、彼らは、例の予備校生や私と違って、プレッシャーなど感じずに、余裕で合格できたのでしょうか?
いえ、高いレベルの大学を目指せば、目指すほど、多かれ少なかれ、どんなに優秀な受験生でも、きっとプレッシャーを感じたはずです。
しかし、受験生ならば、それは仕方のないことで、それで人間的に成長していくのだとも思いましたが、数年前に早稲田佐賀中・高ができると聞いたときは、「違う道ができた!!

現役で早稲田大学に行けるのならば、それにこしたことはない。 あのプレッシャーを我が子や我が生徒に味あわせずに済むと思ったのです。
また、田舎の進学校から浪人してやっと進学できた慶応大学には、「塾高生」と呼ばれる附属校上がりの洗練された現役生がワンサカといたわけです。
勉強では塾校生には負けないと思っても、向こうは幼稚舎以来の強力なネットワークやエリート意識があり、遊び慣れているのに、テストも余裕でクリア、大学生活を謳歌しつつ、有名な企業へどんどん就職していったのでした。
「この差は何?

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そんなわけで、今日は、例の予備校生のネット投稿事件の話で始まりましたが、受験のプレッシャーを感じながら、プレッシャーに負ける受験生もいれば、プレッシャーに打ち勝ち、志望校に合格して、人間的に成長する受験生がいるのも事実!
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早稲田佐賀中入試まであと1週間! 2017年JKBスタート!!
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この記事へのコメント
重吉先生 おはようございます。
先生のおっしゃるエスカレーターな道に順調に乗っている中央線です。2月に大隈講堂で早大総長印のある入学決定通知書をいただいてきました。後は、卒業式と4月1日の入学式だけです。
入学式は大隈講堂ではなく、戸山キャンパスの記念会堂で行われます。父母席は1600席用意されているそうです。両親は今から出席すると言って張り切っています。父母席には入れなかった方のためには、戸山キャンパスで入学式の様子が同時中継されるそうです。
今年の早実の四谷大塚の結果偏差値(仮)は65(男子)だったらしいです。早稲田佐賀もこれからどんどん偏差値が上がっていくでしょうから、重吉先生のおっしゃるようにここ数年が狙い目かもしれませんね。
受験生の皆さん、重吉先生が力説しているエスカレーターな道をめざしてがんばってください。そして、早大をめざしてください。
先生のおっしゃるエスカレーターな道に順調に乗っている中央線です。2月に大隈講堂で早大総長印のある入学決定通知書をいただいてきました。後は、卒業式と4月1日の入学式だけです。
入学式は大隈講堂ではなく、戸山キャンパスの記念会堂で行われます。父母席は1600席用意されているそうです。両親は今から出席すると言って張り切っています。父母席には入れなかった方のためには、戸山キャンパスで入学式の様子が同時中継されるそうです。
今年の早実の四谷大塚の結果偏差値(仮)は65(男子)だったらしいです。早稲田佐賀もこれからどんどん偏差値が上がっていくでしょうから、重吉先生のおっしゃるようにここ数年が狙い目かもしれませんね。
受験生の皆さん、重吉先生が力説しているエスカレーターな道をめざしてがんばってください。そして、早大をめざしてください。
Posted by 中央線 at 2011年03月06日 09:56
こんにちは、中央線さん。
コメントのお返事は、今日のブログで!!
コメントのお返事は、今日のブログで!!
Posted by 重吉
at 2011年03月06日 11:14

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