中高一貫校適性検査で大幅減点される作文とは?
2011年07月11日
重吉 at 11:52 | Comments(0) | 受験の話
当JKBでは、主に早稲田佐賀、久留米附設、ラ・サール、弘学館など、九州の難関私立中・高受験について書いていますが、それら難関私立中・高と、県立中高一貫校や県立トップ高を、両にらみで、受験される読者の方も多いかと思います。
まあ、「国公立大附属中と難関私立中」や「県立トップ高と難関私立高」の組合せは、難易度の差があるくらいで、勉強法はそう変わりません。
公立校受験なら、「標準」「応用」レベルまで、難関私立校受験なら、さらに「発展」レベルまで難易度を上げましょう、といったところです。
しかし、県立中高一貫校の受験勉強は、ちょっと違います。
「適性検査」という名のテストですが、普通の国算理社のテストではありません。
国公立中高一貫校の入学者選抜における適性検査(wikipediaリンク)
>文部科学省の指導により、公立中高一貫校の入学者選抜においては学力検査(試験)を実施してはならないと定められているため、公立中高一貫校の多くでは一般の入学試験に変わるものとして「適性検査」が実施されている(そのため、受験ではなく受検と表記される)。<
国公立中高一貫校の適性検査での出題特徴(wikipediaリンク)
>・特定の値を解とする計算問題は出題されない。
・最終的な解よりも、解にいたる思考のプロセスが問われる傾向が顕著である。
・正解が一つに限られない問題がしばしば出題される。
・身の回りの現象への視点を問う問題が出題される。
・ある問題を考えるのに必要な知識・情報は原則としてグラフといった資料として提示される。
・直接的に知識の有無を問う問題(暗記問題)は出題されない。
・作文や面接では知識よりも、考え方や表現力を重視する。 <
適性検査の特徴を見ると分かるとおり、計算や暗記問題を中心に1つの正解を目指す、国立大附属中や難関私立中入試とは全く異なるため、国立大附属中や難関私立中の受験勉強とは別の対策が必要となっています。
そして、その特徴は、赤字で示したように、グラフなどの資料の読み取りや思考のプロセス(考え方)を文章で表したり、説明する力(表現力)を重視するため、作文力(文章力)が重要となってきます。
で、小学生に多い作文は、「4年1組 じゅきち」クンの
「人生山あり谷あり、クロードチアリ」(2011.4.26リンク)
「Aした、Bした。 とても嬉しかった。
」
「Cした、Dした。 とても悲しかった。
」
のような、「行動+気持ち」の繰り返しです
しかも、
「主語と述語があっていない。」
「一文が長すぎる。(句読点を適切に打っていない)」
「習っている漢字を書かずにに、ひらがなが多い。」
「いつ、だれが、どこで、なにを、どうした、の5W1Hをしっかり書けていない。」
「同じ内容を繰り返し書いている。」
⇔「最初に書いたことと、後で書いたことが矛盾している。」
「字数が足りない。」
「作文の条件にあっていない。」
など、テスト・入試としては、減点のオンパレードの文章も珍しくありません。
特に、最後の「作文の条件にあっていない。」は、答案構成上、大幅な減点は覚悟しなければなりません。
例えば、
「2段落に分け、1段落目には、グラフから読み取れることを書き、2段落目には、それについてのあなたの感想や意見を400字以内で書きなさい。」
という問題の場合、1段落目には、「グラフから読み取れる事実だけ」を書き、「~と思いました。」などの感想は、2段落目に書かなければなりません。
しかし、上の「4年1組 じゅきち」クンのように、1段落目から、
「Aした、Bした。 とても嬉しかった。」
「Cした、Dした。 とても悲しかった。」
の繰り返しになっていたり、3段落、4段落に分けて書いている場合は、条件にあっていないということで、大幅減点になることでしょう。
まあ、「条件にしたがって書く、解く」というのは、県立中高一貫校の適性検査だけではなく、難関私立中・高や県立トップ高入試においても重要な点ですから、問題をよく読んで、重要な条件には、線を引いたり、丸で囲むなどの工夫をしていきましょう。
また、文章作成能力や文章読解力、想像力の向上には、やはり読書が重要だと思いますので、夏休みには、塾の勉強の合間に、本や新聞を読んでほしいと思います
*県立中高一貫校入試過去問はコチラ!



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まあ、「国公立大附属中と難関私立中」や「県立トップ高と難関私立高」の組合せは、難易度の差があるくらいで、勉強法はそう変わりません。
公立校受験なら、「標準」「応用」レベルまで、難関私立校受験なら、さらに「発展」レベルまで難易度を上げましょう、といったところです。
しかし、県立中高一貫校の受験勉強は、ちょっと違います。
「適性検査」という名のテストですが、普通の国算理社のテストではありません。
国公立中高一貫校の入学者選抜における適性検査(wikipediaリンク)
>文部科学省の指導により、公立中高一貫校の入学者選抜においては学力検査(試験)を実施してはならないと定められているため、公立中高一貫校の多くでは一般の入学試験に変わるものとして「適性検査」が実施されている(そのため、受験ではなく受検と表記される)。<
国公立中高一貫校の適性検査での出題特徴(wikipediaリンク)
>・特定の値を解とする計算問題は出題されない。
・最終的な解よりも、解にいたる思考のプロセスが問われる傾向が顕著である。
・正解が一つに限られない問題がしばしば出題される。
・身の回りの現象への視点を問う問題が出題される。
・ある問題を考えるのに必要な知識・情報は原則としてグラフといった資料として提示される。
・直接的に知識の有無を問う問題(暗記問題)は出題されない。
・作文や面接では知識よりも、考え方や表現力を重視する。 <
適性検査の特徴を見ると分かるとおり、計算や暗記問題を中心に1つの正解を目指す、国立大附属中や難関私立中入試とは全く異なるため、国立大附属中や難関私立中の受験勉強とは別の対策が必要となっています。
そして、その特徴は、赤字で示したように、グラフなどの資料の読み取りや思考のプロセス(考え方)を文章で表したり、説明する力(表現力)を重視するため、作文力(文章力)が重要となってきます。
で、小学生に多い作文は、「4年1組 じゅきち」クンの
「人生山あり谷あり、クロードチアリ」(2011.4.26リンク)
「Aした、Bした。 とても嬉しかった。

「Cした、Dした。 とても悲しかった。

のような、「行動+気持ち」の繰り返しです

しかも、
「主語と述語があっていない。」
「一文が長すぎる。(句読点を適切に打っていない)」
「習っている漢字を書かずにに、ひらがなが多い。」
「いつ、だれが、どこで、なにを、どうした、の5W1Hをしっかり書けていない。」
「同じ内容を繰り返し書いている。」
⇔「最初に書いたことと、後で書いたことが矛盾している。」
「字数が足りない。」
「作文の条件にあっていない。」
など、テスト・入試としては、減点のオンパレードの文章も珍しくありません。
特に、最後の「作文の条件にあっていない。」は、答案構成上、大幅な減点は覚悟しなければなりません。
例えば、
「2段落に分け、1段落目には、グラフから読み取れることを書き、2段落目には、それについてのあなたの感想や意見を400字以内で書きなさい。」
という問題の場合、1段落目には、「グラフから読み取れる事実だけ」を書き、「~と思いました。」などの感想は、2段落目に書かなければなりません。
しかし、上の「4年1組 じゅきち」クンのように、1段落目から、
「Aした、Bした。 とても嬉しかった。」
「Cした、Dした。 とても悲しかった。」
の繰り返しになっていたり、3段落、4段落に分けて書いている場合は、条件にあっていないということで、大幅減点になることでしょう。
まあ、「条件にしたがって書く、解く」というのは、県立中高一貫校の適性検査だけではなく、難関私立中・高や県立トップ高入試においても重要な点ですから、問題をよく読んで、重要な条件には、線を引いたり、丸で囲むなどの工夫をしていきましょう。
また、文章作成能力や文章読解力、想像力の向上には、やはり読書が重要だと思いますので、夏休みには、塾の勉強の合間に、本や新聞を読んでほしいと思います

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