親や先生の失敗談と冷酒は後で効く
2010年12月13日
重吉 at 10:56 | Comments(0) | 勉強の話
マナさんからいただいたコメントの一部です。
>私はこのブログで「生きていく力とは何か?」という事を考えながら学びました。
大人から子供に引き継がれる知識を文化だとしたら、大人の人の経験はまさに文化そのものだと思うのです。
特に重吉先生は、隠さず失敗談を話されるし、コメントされる方も失敗談を話してくれます。
それを笑い話として聞き流すか、文化としての知識として自分自身に取り入れるか次第で対策は変わってきます。<
40年生きてますので、人に話せない失敗談はまだ山ほどありますが
、マナさんのおっしゃるとおり、
私や親御さんたちの失敗談を笑い話として聞き流すか、文化としての知識として自分自身に取り入れるか次第で対策は変わってくるでしょうね。
「1日10時間勉強しましょう!!」
なんていうのは、誰にでもできることではありませんが、
「私や他の生徒もつまずいたように、ここには、こういう落とし穴や危険がありますので、気をつけましょう!」
という失敗談や忠告を参考にして、落とし穴や危険を事前に回避することは、誰でも比較的簡単にできることですよね。
誰もマネできないような練習法で、デコボコ道だろうとなんだろうと、一気に走り抜けるだけの走力を鍛えなくても、落とし穴や障害のある道を回避して、平坦な道をスムーズに走った方が、ゴールに早く確実に着けることもあるでしょうからね。
また、先日ご紹介した『開成番長』繁田先生の最新のネット記事
『開成番長』が語るギャンブル漬け人生 ⑤
(msnマネー×ゆかしメディアリンク) にも、
>塾を始めるきっかけの一つとなったのが、「中学・高校・大学に受かること」が終点ではないという思いです。自分の経験から、受験で燃え尽きてしまわないよう、合格したその先、例えば将来の仕事のことについてまで受験勉強をする過程で考えていくことが必要だという思いがありました。<
>自立型人間になるために、まず大切なのは「目的意識」を持つことです。「なんのために」合格したいのか、「なぜ」テストでいい点を取りたいのか。そういった目的意識の有無で勉強に発揮できるパワーも違いますし、合格したその先の行動力も違ってきます。自分自身はたいした目的意識も持たずに東大に入ってしまったから、せっかくの素晴らしい環境をまるで活かすことができず、気がつけばパチスロ三昧の生活、東大に入らなくてもできることにどっぷりの毎日でした。
でもはっきりとした目的意識を持つと、行動がブレないし未来に自分がなりたい像に向かって突き進むことができる。この「目的意識」は言いかえれば「思い」や「志」ともいえるのですが、それをしっかり持っている人間は強いです。計画性も芽生え、有意義な行動に時間を割くことができるようになるのです。こういった思いや志は、本当の意味で充実した人生を送るためには欠かせないものだと思うようになりました。<
と書かれています。
同じようなことを、私もお盆の頃に書きましたが、
「早稲田佐賀中・高を勧める理由・・重吉反省編」(2010.8.13リンク)
こういうことは、大人になってから、しみじみ後悔するものです。
私が久留米附設中・高の学生の頃は、時間がたっぷりあるように感じましたし、前向きで自信もあり、どんなことでもなんとかなるだろうと思っていましたから、親や先生から、将来のことを言われても、「うるさいなあ! 大丈夫だから、心配すんな!!」などと、ほとんど聞く耳を持ってませんでしたね・・
それが、親や先生と同じくらいの年になると、見えてきます。
「うるさいなあ! 大丈夫だから、心配すんな!!」
なんて言ってた頃の自分は、既に、落とし穴に落ちてたんだなあ・・と。
しかも、落とし穴のように、急に落ちるならば、びっくりして、自分が穴に落ちたと気付くものでしょうが、当時の自分は、穴に落ちてることに気付かない、まるで、何年もかかって自ら墓穴を掘ってたようなものですから、自分が穴の中にいると気付いたときには、他の同級生たちは、とっくにゴールしてました!というぐらい差がついていましたからね・・
ですから、私は、塾の生徒や当ブログで、遠い先の大学進学後や就職後の話もするのです。
先の方、上の方を見て進んでいないと、気を抜くと、墓穴を掘っている状態になってしまうのです。
近場ばかり見ていると、自分の位置はあまり変わらないように思えて、安心したり、気が抜けたりしますが、その間にも墓穴が深くなっているので、いざ、ひょいと顔を上げて、目的地(希望大学や就職先)を見上げてみると、以前よりも目的地が高く離れていると感じるでしょう。
それは、目的地自体が高く遠く離れたのではなく、自分が深い穴に落ちているのです。
その穴から這い上がるのに、私が2年かかったことは何度も書いてきましたし、穴から這い上がるのに労力を使い果たし、残念ながら、当初の高い目的地よりも低い位置でゴールした同級生や生徒たちも大勢見てきました
ですから、今受験の正念場を迎えてる生徒のみなさんも、志望校に合格して、一息ついて、楽しい学校生活を送っている生徒のみなさんも、親御さんや我々先生、大人の失敗談に耳を傾けて、落とし穴に落ちたり、墓穴を掘るのを回避できれば、高い目的地へでもスムーズに上っていけると思います。
「親の意見と冷酒は後で効く」ということわざもある通り、私も冷酒で何度千鳥足になったことか・・
じゃなくて、
私のように、親や先生と同じくらいの年になって、気付くのでは遅すぎますから、読者のみなさんは、今のうちから、お父さん・お母さんの言うことをよく聞いてくださいね!!
(忘年会シーズンのお父さん・先生方は、冷酒に注意してくださいね!
)

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>私はこのブログで「生きていく力とは何か?」という事を考えながら学びました。
大人から子供に引き継がれる知識を文化だとしたら、大人の人の経験はまさに文化そのものだと思うのです。
特に重吉先生は、隠さず失敗談を話されるし、コメントされる方も失敗談を話してくれます。
それを笑い話として聞き流すか、文化としての知識として自分自身に取り入れるか次第で対策は変わってきます。<
40年生きてますので、人に話せない失敗談はまだ山ほどありますが

私や親御さんたちの失敗談を笑い話として聞き流すか、文化としての知識として自分自身に取り入れるか次第で対策は変わってくるでしょうね。
「1日10時間勉強しましょう!!」
なんていうのは、誰にでもできることではありませんが、
「私や他の生徒もつまずいたように、ここには、こういう落とし穴や危険がありますので、気をつけましょう!」
という失敗談や忠告を参考にして、落とし穴や危険を事前に回避することは、誰でも比較的簡単にできることですよね。
誰もマネできないような練習法で、デコボコ道だろうとなんだろうと、一気に走り抜けるだけの走力を鍛えなくても、落とし穴や障害のある道を回避して、平坦な道をスムーズに走った方が、ゴールに早く確実に着けることもあるでしょうからね。
また、先日ご紹介した『開成番長』繁田先生の最新のネット記事
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(msnマネー×ゆかしメディアリンク) にも、
>塾を始めるきっかけの一つとなったのが、「中学・高校・大学に受かること」が終点ではないという思いです。自分の経験から、受験で燃え尽きてしまわないよう、合格したその先、例えば将来の仕事のことについてまで受験勉強をする過程で考えていくことが必要だという思いがありました。<
>自立型人間になるために、まず大切なのは「目的意識」を持つことです。「なんのために」合格したいのか、「なぜ」テストでいい点を取りたいのか。そういった目的意識の有無で勉強に発揮できるパワーも違いますし、合格したその先の行動力も違ってきます。自分自身はたいした目的意識も持たずに東大に入ってしまったから、せっかくの素晴らしい環境をまるで活かすことができず、気がつけばパチスロ三昧の生活、東大に入らなくてもできることにどっぷりの毎日でした。
でもはっきりとした目的意識を持つと、行動がブレないし未来に自分がなりたい像に向かって突き進むことができる。この「目的意識」は言いかえれば「思い」や「志」ともいえるのですが、それをしっかり持っている人間は強いです。計画性も芽生え、有意義な行動に時間を割くことができるようになるのです。こういった思いや志は、本当の意味で充実した人生を送るためには欠かせないものだと思うようになりました。<
と書かれています。
同じようなことを、私もお盆の頃に書きましたが、
「早稲田佐賀中・高を勧める理由・・重吉反省編」(2010.8.13リンク)
こういうことは、大人になってから、しみじみ後悔するものです。
私が久留米附設中・高の学生の頃は、時間がたっぷりあるように感じましたし、前向きで自信もあり、どんなことでもなんとかなるだろうと思っていましたから、親や先生から、将来のことを言われても、「うるさいなあ! 大丈夫だから、心配すんな!!」などと、ほとんど聞く耳を持ってませんでしたね・・

それが、親や先生と同じくらいの年になると、見えてきます。
「うるさいなあ! 大丈夫だから、心配すんな!!」
なんて言ってた頃の自分は、既に、落とし穴に落ちてたんだなあ・・と。
しかも、落とし穴のように、急に落ちるならば、びっくりして、自分が穴に落ちたと気付くものでしょうが、当時の自分は、穴に落ちてることに気付かない、まるで、何年もかかって自ら墓穴を掘ってたようなものですから、自分が穴の中にいると気付いたときには、他の同級生たちは、とっくにゴールしてました!というぐらい差がついていましたからね・・

ですから、私は、塾の生徒や当ブログで、遠い先の大学進学後や就職後の話もするのです。
先の方、上の方を見て進んでいないと、気を抜くと、墓穴を掘っている状態になってしまうのです。
近場ばかり見ていると、自分の位置はあまり変わらないように思えて、安心したり、気が抜けたりしますが、その間にも墓穴が深くなっているので、いざ、ひょいと顔を上げて、目的地(希望大学や就職先)を見上げてみると、以前よりも目的地が高く離れていると感じるでしょう。
それは、目的地自体が高く遠く離れたのではなく、自分が深い穴に落ちているのです。
その穴から這い上がるのに、私が2年かかったことは何度も書いてきましたし、穴から這い上がるのに労力を使い果たし、残念ながら、当初の高い目的地よりも低い位置でゴールした同級生や生徒たちも大勢見てきました

ですから、今受験の正念場を迎えてる生徒のみなさんも、志望校に合格して、一息ついて、楽しい学校生活を送っている生徒のみなさんも、親御さんや我々先生、大人の失敗談に耳を傾けて、落とし穴に落ちたり、墓穴を掘るのを回避できれば、高い目的地へでもスムーズに上っていけると思います。
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