難関校新入生の不安
2011年04月17日
重吉 at 14:07 | Comments(0) | 勉強の話
花が散った後の桜の青葉も、春が深まった感じでいいものですね!

さて、学校の方では、新入生は宿泊研修から帰ってきて、通常の授業に入り始めた頃でしょう。
そんな新入生たちに、学校の授業や先生の話を聞くと、小学校・中学校の頃と違って、授業が難しく、早いし、厳しい先生もいるといった答えが返ってきます。 特に、難関私立中・高や県立トップ高に入学した生徒ほど多く聞かれる答えです。
「こんなの説明しなくても、みんな分かってるだろう?」
といった感じで、教科書の練習問題も解かずに、ぽんぽん進む先生がいれば、塾などでしっかり予習しているためか、当然理解しているといった風の同級生も多く、周りはみな頭が良く、自分が一番できない生徒なのではないかと不安に思う生徒もいるようです・・

また、今春、難関校に進学されたJKB読者の方が、同じように不安な気持ちをメールで送ってくださいましたが、
>「(不安な気持ちを)言葉に出してくれたことで、一緒に考えることができたことやこの早い時期に気が付いたことが救いだよ」
って子どもと話をしました。<
とも書かれていました。
そうですね。 早く気づけば、対策の立てようもありますし、不安な気持ちを理解してくれる親や友達がいると分かれば、お子さんも安心され、勉強や学校生活を頑張ろうという前向きな気持ちになるでしょうからね!
それに、これではヤバイ!と不安を感じて、対策を立てたりした生徒の方が、努力を怠らず、後々、成績も上がっていくことでしょう。
逆に、難関校に入学したことで、安心したり、気を抜いた生徒が1年生の早い時期に、一気に置き去りにされる恐れがありますね。
第1期JKB以来、何度も書いてきましたが、私がその典型例ですよね・・

また、私だけでなく、以前紹介した和田秀樹先生もそうだったようです。
>灘から東大医学部に進まれた和田秀樹先生は、灘高に上位で合格したものの、合格後、親子で浮かれて気を抜いてしまい、一気に成績が落ちてしまったそうです。 他の高学歴の家庭は、1年生からしっかり勉強させていたせいで、成績が逆転したということでした。<
(「学力は遺伝か環境か?」2011.2.20リンク)
ところで、私の場合、久留米附設中に入学したことで、安心し、変なプライドを持ったせいで、
「今は成績が悪いけど、次のテストでは何位以内にいける。
今は東大の合格判定E判定だけど、大学受験では合格できる!」
と、根拠のない自信にあふれてましたね~!

同じように遊んでる友達が成績が良いため、自分もそれぐらいの成績は取れるだろう!と安易に考えていましたからね・・ 勉強も努力もしてないのに!!

附設だろうと、ラ・サールだろうと、県立トップ高だろうと、入学しただけで、自動的に現役で、東大・京大、医学部、早慶、九大に合格できるわけがないのです!!
難関校の実績は、浪人生も含めて、努力した先輩たちが築き上げたものなので、どんな難関校に入学しても、努力しない生徒には、全く縁のないものなのです!!
どんな難関校の生徒だろうと、東大合格E判定は、それだけの実力しかないという裏づけで、久留米附設など、東大合格者数上位校の生徒だからといって、甘めの判定が出るわけないじゃん!!

それでも、心の奥底で、「附設生なんだから、浪人すりゃ、なんとかなるだろう♪」なんて、甘い考えを持ってたのですから、おめでたい!!

「附設生」だろうとなんだろうと、必死に努力しなければ、テストの点数が上がらない、志望校に合格できないと危機感を募らせたのは、浪人してからなのだから、遅すぎ!!

「久留米附設中・高、慶應義塾大学卒」という私の学歴をスゴイ!と思ってくださる読者の方もいらっしゃるかもしれませんが、中・高時代の重吉は、このように努力もせずにプライドだけ持ってたトンチンカンな勘違い野郎だったのです・・

ところで、JKBも2008年8月から始めましたから、2009年、2010年に久留米附設や早稲田佐賀など難関校に進学した読者の方は、新3年生・新2年生に進級されておられると思いますが、なかには、重吉のことを笑ったり、バカにできない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
難関校に入学したせいで、安心して、努力を怠り、成績が下位に低迷しているものの、なんとかなるだろう!と、中・高時代の重吉のように思ってらっしゃる読者の方にとっては、今日の記事は耳の痛い話かもしれませんね!
どんな難関校の生徒だろうと、気持ちを切り替えて勉強時間を増やしたり、塾に行くなど対策を立てないと、下位に低迷した今のままではなんともなりませんよ!
逆に、JKBで書いてきた私の久留米附設時代の中だるみや浪人生活のことを反面教師として、難関校合格後も、気を引き締めて、努力を怠らず、上位をキープされてる読者の方もいらっしゃることと思います。
また、JKB読者の方が、志望校合格後も、JKBを読み続けてくださってるのは、志望校合格が最終目標ではなく、その後の大学受験までの中・高での学校生活が大切だとご理解いただけてるからだと思います。
というわけで、今年入学された生徒のみなさんも、安心・慢心しすぎず、不安を溜め込みすぎず、メリハリをつけて、努力を続けていってほしいと思います

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