開成番長から国語の勉強法を学ぼう!

2010年11月19日

 重吉 at 11:22 | Comments(0) | 勉強の話
コメント欄の方で、美奈代さん(旧・不戦敗塾講師のファンです!!さん)とナポレオン1世さんから、英語・数学(算数)・社会の苦手科目の勉強法を質問されていますが、今日は国語です!(って、聞かれてないやん!!despair

早稲田佐賀中・高から資格合格最年少記録を目指せ!
(2010.11.16コメント欄リンク)

英・数・社などの勉強法は、マナさん中央線さん、中・高校生読者の方からいくつか参考になるコメントをいただいてから、書こうと思っています。

では、なぜ国語かというと、最近、読んでいるネット記事や本に、国語の勉強法に関する記述があったからです! そのネット記事とは、

『開成番長』が語るギャンブル漬け人生 ①(msnマネー×ゆかしメディアリンク)

『開成番長』が語るギャンブル漬け人生 ②(msnマネー×ゆかしメディアリンク)

『開成番長』が語るギャンブル漬け人生 ③(東大生スロプロ編)
(msnマネー×ゆかしメディアリンク)

ご存知の読者の方も多いと思いますが、前書きを参照いたしますと、

>東京都杉並区久我山にある個別指導塾「TESTEA」塾長の繁田和貴氏は、東大を目指す 「男子御三家」のひとつ開成中学・高校から東大へ進学というエリートコースを歩む一方で、ギャンブル漬けの生活を送り、開成の異端児『開成番長』として名を馳せた破天荒な人物でした。<

個別指導塾「TESTEA」(HPリンク)

『開成番長』、強そうですね~!!punch
一方、こちらは、『不戦敗塾講師』ですからね・・ 弱そう~・・gawk

この3編を読みましたが、スゴイ振れ幅ですね~!!
私も久留米附設中・高→2浪→慶応大学→紆余曲折→塾講師で、高校時代に麻雀、浪人時代にパチンコを経験してますがconfident、繁田先生の方が、プラス・マイナスどちらもスケールが大きいですね!!

しかし、大なり小なり、昨日の記事でいうところの、「中だるみ」を私も繁田先生も経験していますので、現在難関校に通われている中・高校生のみなさんは、メリハリをつけながら、中・高時代を過ごしてくださいね!

また、『開成番長』が語るギャンブル漬け人生 ③(東大生スロプロ編)
(msnマネー×ゆかしメディアリンク)
の最後に書かれていますが、

>自分の人生で何を成し遂げたいのかという目標を持って進学すれば強いし、ブレない。でもそれが僕にはなかった。その結果、何をやったかと言うと、その時だけが楽しいパチスロだったんです。<

>最良の環境にいても、目的、目標がないと全く意味のないものになると気が付いて、自分のような「優等生の仮面をかぶったバカ」を作らないためにも、その反省や経験を生かして塾を開こうと決心したんです。<

この辺りの考えも、私が

早稲田佐賀中・高を勧める理由・・重吉反省編(2010.8.13リンク)

で書いたり、大学進学後・就職後のことをよく書くことと似ている点だと思います。

それはさておき、国語の勉強法ですが、

『開成番長』が語るギャンブル漬け人生 ③(東大生スロプロ編)2ページ目(msnマネー×ゆかしメディアリンク)に、

>国語はもともと苦手意識があり、中学受験でもセンスのなさに頭を悩ませたものです。しかし、小6時の夏期講習で国語の問題集が課され、つらい思いをしながらも毎日少しずつ取り組み問題集をやり遂げた結果、夏を超えたころには読解力と記述力が見違えるほど上がったのです。<

>それまで毎回の模試などでは平均点に遠くおよばない国語でしたが、問題を解き込んだことで採点者が求める答案の書き方が「体に染みついた」のでしょう。<


とあります。

これだけでは、ちょっと簡単すぎるので、ぶー吉が紹介する次の本も参考にしてみましょう。

開成番長から国語の勉強法を学ぼう!



(繁田和貴+和田秀樹、東京書籍)です。

これは今年の夏頃買った本で、この本で初めて、「開成番長」繁田先生を知り、今回のネット記事にも気付いたのでした。

この本の中で、国語の勉強法について、繁田先生は、

「そのときの苦手克服法は、良質な解答が載っている問題集を購入して多くの問題を解き、模範解答のおさえているポイントから文体までをそっくり真似ることだった。 とにかくいろいろな文章を読んで問題を解き、解答パターンを体に染み込ませたのである。
これを繰り返しているうちに、あるとき突然、模範的な解答のコツのようなものがつかめたと感じた。 そしてこれをきっかけに国語の得点力が一気にアップしたのだ。」
(「難関校に合格する人の共通点」P138一部抜粋)

と書かれており、和田先生は、もっと根本的な話

「そもそも国語が苦手という人は、たいてい国語をほとんど勉強していない。」

「対策としては英語と同じように国語も勉強すればいいのである。 本末転倒のように思えるかもしれないが、じつはこれが国語の極意である。」

(「難関校に合格する人の共通点」P141・142一部抜粋)

と書かれています。


私の塾でも、

「国語の勉強法が分からない・・」

と言ってくる生徒がよくいます。 多いのは中学3年生です。

小学生時代は、国語は算数と並んでメインの教科ですから、よく勉強するため、出来不出来は別として、「勉強法」が分からないということは少ないと思います。

ところが、中学生になると、英・数がメインとなり、加えて、計算が必要な理科が苦手教科としてプラスされることが多いので、中1・2時代に国語の勉強が極端に減る生徒が多いようです。 
そのおかげで、英数理が克服されたものの、ほったらかしていた国語の点数が上がらない、どうしようと中3になって焦るパターンのようです。

また、国語は、英・数などと違って、習っていないと0点などということはなく、日本語が読めるのですから、ぶっつけ本番でも、ある程度の点数が取れるため、なおさら勉強の必要性を感じない生徒が多いのでしょう。

ですから、この点で、和田先生がおっしゃるように、「英数なみに国語の勉強をしっかりしなさい」というアドバイスがまず出てくることになります。

さらに、英・数で、間違えた問題やまぐれで正解した問題を見直す場合、解説を読んだりして、解きなおすことも多いと思いますが、国語の場合、正しい答えを確認して、「なあんだ。」と思うだけで、解説を読まないことも多いと思います。

この点で、繁田先生の「解答・解説をしっかり読み、真似して、解答パターンを身につける」というアドバイスが必要になってくるでしょう。


さらに、和田先生は、

「私も国語の勉強にはあまり時間を費やさなかった。 その代わりといってはなんだが、時間があるときには新聞や雑誌などをマメに読んでそれを習慣にした。」(「難関校に合格する人の共通点」P142一部抜粋)

と書かれています。

当ブログでも度々書いてきましたが、受験期でなくとも、本や新聞などを読むようにしてほしいと思います。

また、第1期ブログ時代から、早朝学習など、マナさん、中央線さん、早実女子さんら偏差値70トリオの勉強法や「エチカの鏡」などで紹介された勉強法も書いてきましたね。

繁田先生が、国語克服のコツを

「模範解答のおさえているポイントから文体までをそっくり真似ること」

と書かれていますが、国語だけに限らず、これらの勉強法などもマネしてほしいと思います。

ただ、生徒によって、あう・あわない、できる・できないがあるため、いろいろな勉強法を読者の方からお教えいただければ、これなら出来そうという勉強法が見つかると思います。

そこで、マナさん中央線さんやそれ以外の中高生読者のみなさま、または、保護者のみなさまから、英・数・社の克服法国・理の克服法などもお教えいただければ、読者のみなさまお互いの参考になると思いますので、コメントやメールをよろしくお願いいたします!! m(_ _)m


*「開成番長」繁田先生の本

開成番長の勉強術




開成番長の記憶術




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