理・社よりも国・算(数)・英だ! 傾斜配点の壁!!
2012年04月27日
重吉 at 11:39 | Comments(0) | 勉強の話
先日、塾の先生から、今の時期は国・算を中心に勉強するように言われたが、
理・社の得点が伸びないのが不安だというご相談のメールが来ましたので、次のような内容のお返事をしました
(一部、加筆・修正しています)
>理・社は暗記科目ということで、入試前の緊張感が高まってくる秋ぐらいから、覚える効率が上がるので、その期間にぐっと覚えこませる作戦でしょう。
それに、早稲田佐賀もそうですが、傾斜配点で、国・算に比べ、理・社の配点が半分のところが多いので、どんなに理・社を頑張っても、国・算ができなければ、勝負になりません。
*早稲田佐賀中入試配点: 国・算100点満点 理・社50点満点
ラ・サール中入試配点: 国・算100点満点 理・社50点満点
久留米附設中入試配点: 国・算150点満点 理・社100点満点
たとえば、得点率が7割→8割に上がった場合、
100点満点の国・算だと、70点→80点の10点上がりますが、
50点満点の理・社だと、35点→40点の5点しか上がりません。
また、8割取れる生徒と5割しか取れない生徒の得点差(8割得点-5割得点)を見ても、
国・算(100点満点): 80点-50点 = 30点差
理・社(50点満点): 40点-25点 = 15点差
と、配点が2倍なので、当たり前ですが、得点差も2倍の開きになります。
そして、理・社が苦手(5割)で、国・算が得意(8割)の生徒が、上の理科(又は社会)でつけられた15点差を、100点満点の算数(又は国語)で頑張れば、
80+15 = 95点
と、なんとか取り返す余地がありますが
、逆に、国・算が苦手(5割)で、理・社が得意(8割)の生徒が、上の算数(又は国語)でつけられた30点差を、50点満点の理科(又は社会)で取り返すのは、
40+30 = 70点
と、不可能なのです!
特に算数は、どんな難問でも解けるスゴイ子がたまにいますので、たとえば、算数100点満点、理科50点満点のテストで、算数80点+理科40点の「両方8割」取れる生徒(計120点)を、算数100点+理科25点の「算数満点、理科5割」の生徒(計125点)が抜くということも受験界ではよく見られますからね。
(ちなみに、逆のパターン「算数5割、理科満点」だと、算数50点+理科50点=100点と、どちらにも大きく差をつけられますね・・
)
というわけで、科目による得意・不得意もありますが、同じ努力をしても、半分の点数しか上がらない理・社に時間を割くよりも、国・算に力を注いだほうが、効率が良いことになりますね。
そういうわけで、塾は国・算中心の学習を勧めるわけです。<
暗記要素が多い理・社は、覚えては忘れ、覚えては忘れを繰り返して、身についていきますから、時間が経つにつれ、知識が増します。
また、返信メール冒頭にも書いてる通り、入試が近づき、テストの合格判定から「覚えていなければ志望校不合格
」という現実味を帯びてくると、必死さや集中力も違ってくるので、今の時期よりも短い時間で、より多く覚える生徒が多いようです。
また、過去記事でも書きましたが、重吉は、浪人時代に日本史で全国1位を取ったことがあるのですが
、やはり傾斜配点の壁、英数国の弱さのため、大学受験では泣く結果に終わりました・・
早稲田佐賀受験生、今年はやらんといかんばい!
(2010.9.27リンク)
>ちなみに、私は大学受験浪人時代に、日本史が全国模試で1位になったり、東大模試でも上位に名前が載るなど絶対的な自信を持っていましたが、傾斜配点のせいで、東大や早稲田には手が届きませんでしたから、受験生のみなさんには、やはり、英語・数学・国語の主要3科目のどれかを絶対的な科目にしてほしいと思います。<
まあ、受験生や保護者のみなさんは、どうしても、足りない部分が目につき、どれも完璧を求められがちですが、難関校入試は、最終的に6割~7割の得点ラインの勝負です。
つまり、絶対落としてはいけない部分があると同時に、捨ててもいい部分もあるのです。
そして、酔拳先生重吉と違って
、難関進学校に多数合格者を輩出している大手有名進学塾の先生方は、毎年の受験指導で、時期ごとの「絶対落としてはいけない部分」「捨ててもいい部分」を判断し、指導されていらっしゃるので、それを信じて受験勉強を頑張っていってほしいと思います!
また、今年志望校に合格された第3期読者のみなさんや先輩読者のみなさん、
役に立った受験勉強の方針や工夫がありましたら、教えてくださいね!
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理・社の得点が伸びないのが不安だというご相談のメールが来ましたので、次のような内容のお返事をしました

>理・社は暗記科目ということで、入試前の緊張感が高まってくる秋ぐらいから、覚える効率が上がるので、その期間にぐっと覚えこませる作戦でしょう。
それに、早稲田佐賀もそうですが、傾斜配点で、国・算に比べ、理・社の配点が半分のところが多いので、どんなに理・社を頑張っても、国・算ができなければ、勝負になりません。
*早稲田佐賀中入試配点: 国・算100点満点 理・社50点満点
ラ・サール中入試配点: 国・算100点満点 理・社50点満点
久留米附設中入試配点: 国・算150点満点 理・社100点満点
たとえば、得点率が7割→8割に上がった場合、
100点満点の国・算だと、70点→80点の10点上がりますが、
50点満点の理・社だと、35点→40点の5点しか上がりません。
また、8割取れる生徒と5割しか取れない生徒の得点差(8割得点-5割得点)を見ても、
国・算(100点満点): 80点-50点 = 30点差
理・社(50点満点): 40点-25点 = 15点差
と、配点が2倍なので、当たり前ですが、得点差も2倍の開きになります。
そして、理・社が苦手(5割)で、国・算が得意(8割)の生徒が、上の理科(又は社会)でつけられた15点差を、100点満点の算数(又は国語)で頑張れば、
80+15 = 95点
と、なんとか取り返す余地がありますが

40+30 = 70点
と、不可能なのです!

特に算数は、どんな難問でも解けるスゴイ子がたまにいますので、たとえば、算数100点満点、理科50点満点のテストで、算数80点+理科40点の「両方8割」取れる生徒(計120点)を、算数100点+理科25点の「算数満点、理科5割」の生徒(計125点)が抜くということも受験界ではよく見られますからね。
(ちなみに、逆のパターン「算数5割、理科満点」だと、算数50点+理科50点=100点と、どちらにも大きく差をつけられますね・・

というわけで、科目による得意・不得意もありますが、同じ努力をしても、半分の点数しか上がらない理・社に時間を割くよりも、国・算に力を注いだほうが、効率が良いことになりますね。
そういうわけで、塾は国・算中心の学習を勧めるわけです。<
暗記要素が多い理・社は、覚えては忘れ、覚えては忘れを繰り返して、身についていきますから、時間が経つにつれ、知識が増します。
また、返信メール冒頭にも書いてる通り、入試が近づき、テストの合格判定から「覚えていなければ志望校不合格

また、過去記事でも書きましたが、重吉は、浪人時代に日本史で全国1位を取ったことがあるのですが


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(2010.9.27リンク)
>ちなみに、私は大学受験浪人時代に、日本史が全国模試で1位になったり、東大模試でも上位に名前が載るなど絶対的な自信を持っていましたが、傾斜配点のせいで、東大や早稲田には手が届きませんでしたから、受験生のみなさんには、やはり、英語・数学・国語の主要3科目のどれかを絶対的な科目にしてほしいと思います。<
まあ、受験生や保護者のみなさんは、どうしても、足りない部分が目につき、どれも完璧を求められがちですが、難関校入試は、最終的に6割~7割の得点ラインの勝負です。
つまり、絶対落としてはいけない部分があると同時に、捨ててもいい部分もあるのです。
そして、酔拳先生重吉と違って


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